野鳥が巣立ちの季節に、飛べないで道路を幼鳥が歩いていると、かわいそうだからとそのまま保護して動物病院へ連れてこられる方がたまにおられます。
その時ちょっと待ってください。
その鳥は巣立ちで飛ぶ練習をしている最中かもしれません。
巣立ちの練習をしている鳥の近くには親鳥がいてそれを見守っています。
それをかわいそうだと人間が捕獲して連れ去ってしまう行為は,誘拐に当たります。
一度誘拐してその場を離れてしまうと親鳥はあきらめてしまい、再度その場所に幼鳥を戻しても親鳥は戻ってきません。
できれば近くの少し高い枝や塀に置いて、素早くその場を離れてあげてください。
ケガをしているかわからないから連れてきたという場合は仕方ないのですが、あきらかな外傷がなければなるべく見守ってやることを心がけてあげてください。